シェアウェア作家になって、自作ソフトを販売しよう

税金、確定申告はどうする


こんにちは。石田宏実です。

 

『どうせ収入なんて無理でしょう。』

そうはいっても、税金についてはきちんと考えておく必要があります。

 

その前にまず、会社に黙って収入を得てもいいのでしょうか?

いえ、ダメです。会社に内緒で収入を得るのは、一般的にはダメです。

ほとんどの会社で副業は禁止しています。しかし法律違反ではありません。あくまでも会社としては認められないということなのです。ですから給与以外の収入があって、それが会社にばれたとしても「クビ」になることはないと思います。副業によってクビになったのだとしたらそれこそ会社が法律違反です。

しかし会社に居にくくなるのは確かなので、とりあえずシェアウェア販売をやっていることは会社には内緒にしておくのが賢明です。

 

その際に気になるのが「申告」についてです。いままで給与しか貰ったことが無い人だと、給与以外の収入の扱いについてどうすればいいのかわからないのではないでしょうか。銀行口座に振り込まれてきたお金は、いったいどうすればいいのでしょうか?そのままお小遣いと同じ感覚で、使ってしまってもいいのでしょうか?誰かに「儲かりましたよ!」と伝える必要があるのでしょうか?

答えは『黙って使ってもOK』です。
ただし条件があります。それは1年間の所得(利益だと考えていただいて結構です)が20万円未満の場合です。それ以上の場合ですと「確定申告」の必要があります。

 

※国税庁のホームページより。クリックすると拡大表示されます。

シェアウェア作家の税金、確定申告

 

ここで重要なのが「所得」であるということです。「収入」ではなく、「所得」です。ですから経費を差し引いてください。

たとえば1、000円のソフトウェアが201本売れたとします。これで20万1千円ですので20万円を超えました。

ただし20万1千円を売り上げるにおいて、必ずお金がかかっているはずです。たとえば・・・

  • 勉強のための書籍代(「VB.NET逆引き大全」など)
  • ホームページ開設のためのレンタルサーバ代や独自ドメイン維持費用など
  • シェアウェア仲間との打ち合わせ(と証した飲み会でもセーフ)
  • アイデアをメモするためのボールペン代
  • セミナー代金やセミナー会場までの交通費、セミナー後の飲み会
  • ウィルス対策ソフト、ホームページ作成ソフト、VisualStudioなどの開発に必要なソフト

これらは「経費」として認められています。ですから、もし売上が20万1千円でも、「VB.NET逆引き大全(2、730円)」を買ったとしたら「201,000-2,730=198,270」となり、確定申告は不要ということになります。

 

面白いのは「飲み会」でも経費になるということです。もし居酒屋で3、000円かかったとしたらその金額も売上からマイナスして計算することができます。

ただし重要なのは「シェアウェア販売において必要だった」という理由付けができるかどうかです。もしその飲み会が、シェアウェア販売とは一切関係の無い「高校時代の友人との飲み会」ではNGです。経費にはならないので、売上からマイナスできません。

しかし「シェアウェア販売のためのアイデアを聞くために必要だった」という理由付けができればOKなのです。このあたりは非常にあいまいです。

「ボールペン」にしてもそうです。シェアウェア販売に関する作業だけで使用することなど無理ですよね。ですからあまり神経質になる必要はないと思います。税務署もそこまで厳しくはありません。

 

では20万円を超えた場合にはどのようになるのでしょうか。その場合には翌年の3月中旬くらいまでに確定申告をする必要があります。確定申告は思っているよりも簡単だと思います。

 

副業でシェアウェア販売をしている方なら「白色申告」で良いと思います。「白色申告」を説明するには「青色申告」を説明する必要があります。

「青色申告」とは、毎日の取引をきちんと帳簿に記録し、決算(法人以外の場合には通常12月31日)に決算関連資料を作成することを前提に、税金をちょっと安くする形態のことです。

・・・よくわかりませんよね(笑)。ですから、起業できるくらいに稼いでいる方は別として、「青色申告」の逆である「白色申告」で良いです。「私は青色申告!」という申請書を提出しなければ自然と「白色申告」なので、何もする必要はありません。

「白色申告」の方(=青色申告の承認申請をしていない方)は、確定申告の際に「収入」や「利益」などを「確定申告書B」という用紙に記入し、さらに科目別の経費を「収支内訳書」に記入し、税務署に提出(=郵送)してください。そして同時に、独自で算出した「納税額」を指定口座に振り込んで、確定申告が完了します。

 

※確定申告書B(国税庁ホームページより)

シェアウェア販売で必要となる確定申告書B

※収支内訳書(国税庁ホームページより)
シェアウェア販売で必要となる確定申告書B

 

提出後に問題があれば税務署より連絡が来ますが、白色申告の場合にはそれほど厳しくは無いので、ほとんどの場合連絡はきません。それを理由に青色申告をしない方もいるという噂もあります(あくまでも噂です)。

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